恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)
第20章 令和の師範と継子 ①/ 🔥✳︎✳︎
「大好きです……」
「ああ、知っている」
さっき私が言った言葉と同じ事を言う彼。私がそれに笑うと、杏寿郎さんも笑顔を見せる。
「七瀬………すごく綺麗だ。大正よりずっとずっと…今の君が愛おしい」
「ん……」
杏寿郎さんの熱い炎が私の中に入って来た。とろとろになっている私の泉は、すんなりと彼を受け入れてしまう。
「君の中は何もしなくても、本当に心地いいが……動くぞ」
「ん……はい………」
お互いの体を結んで、求め合う時間がしばらく続いた。
彼との繋がりを感じれるこのやりとりが私はとても好き。体だけではなく、心も満たされるし、しぼんでいた自信も取り戻せるから。
「あん…!!」
奥まで突かれて、一際大きな声が出た。
「かわいい声だな…もっと…聞きたい」
彼の律動が小刻みになる。
「あ……そこ…すごく……い……あん……」
火花が目の中に見えた。こうなると私の限界が近い……。
「はあ……そんなに……締めるな…くっ…」
きゅうう……と私の中が彼の炎を締め付ける。
「あ……締めるなと……言って……いる…はっ…」
次の瞬間……
ぎゅうう………と大きな杏寿郎さんの体が私を包み込んだ。
半透明な膜越しに、彼が出した白濁を自分の中で受け止める。
「はあ……」