恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)
第20章 令和の師範と継子 ①/ 🔥✳︎✳︎
私に覆い被さる彼の背中をゆっくりと撫でる。大正時代と変わらない、このたくましい背中も大好き。
深呼吸を数回繰り返した彼は、あっという間に体の状態を戻し、先程と同じように私の顔の横に両肘をついてこちらを見下ろしている。前髪をかきわけられて、私のおでこにキスが落ちた。
「君の中は暖かくて名残り惜しいが……」
「ん……」
彼が私の中からゆっくりと男根を抜く。
そうして自分で手早く処理を済ますと、また私の上に覆い被さって来た。
「…………」
大きな両手が私の頬を包み込んでくれる。
「……………今夜も寝かせてやれないかもしれないが、いいか?」
「え……いやそれはちょっと……」
「何故だ?」
「だって明日…私達、あれをやるじゃないですか。だから出来れば後1回で…」
「そうだったな…しかし、ダメだな。後2回だ」
ええ……勘弁してほしい……。
「俺は朝まででも一向に構わないぞ?」
ニヤッと笑って、私を見下ろしてくる彼。
柱って……どうしてこんなに体力が底なしなのかな……
「七瀬……続きだ」
「ん………」
この日何回目なのかわからないキスが降って来る。
そうして彼とのやりとりを2回交わした後……
「明日は手加減しない」
その言葉を聞きながら、ブツっと意識を無くすように私は寝てしまった。
その2に続く→→→