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人斬刀ト蓮姫~紅イ花~

第1章 桜ひらり


蓮「心配をおかけして、申し訳ありません。ところで、貴方は?」
?「僕?僕は沖田総司。」
蓮「沖田…さ…ん。」
沖田の名乗ったその人は私の顔から疲れを読み取ったようで
沖田「立てる?」
と一言私に言った。
蓮「はい、大丈…。」
立とうとした私はその瞬間目の前が真っ暗になり、倒れてしまった。
――――――――――――
蓮(此処は…?)
沖田「気がついた?」
蓮「……私…は…。」
沖田「あの後、君が僕に抱きついてくるものだから、僕の事好きになっちゃったのかと思ったよ。」
蓮「//…!!」
沖田「…なーんてね?」
蓮「!!…騙したんですか…。」
沖田「でも、倒れたのは本当だよ?」
蓮「……そうですか。」
沖田「あれっ、お礼もないの?此処まで運んできたのは僕なのに…。」
蓮「ありがとうございます。」
沖田「君…面白いね。遊んであげたくなったよ。」
蓮「結構です!!さっきの件はありがとうございました。では、失礼します!」
沖田「……帰り道わかるの?」
蓮「………そ、それは…。」
沖田「僕が送ってあげるよ。」
蓮「………。」
沖田さんとの出会い、それは確か桜が舞う季節だった。
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