第2章 狂鬼乱舞
?「うっ…ぐあああぁぁ!!」
その魔物は沖田さんの一太刀で呻き声を上げ、死んだ……と思われたその時、
?「クククク……。」
不気味な笑みを浮かべ立ち上がったのだ。
沖田「あ―あ、外しちゃったかな?」
それでも、沖田さんは冷静沈着だ。
むしろ……。
沖田「どちらにせよ、こんな奴には……。」
沖田「負けないけどね!!」
そして、沖田さんの刀は今度こそ魔物の心の臓を貫き、魔物はぴくりともしなくなった。
蓮「あ……。」
沖田「……さて、どうするか……。」
チャッ……。
先ほどまで魔物を貫いていた刀が今、私に向けられている。
蓮「沖田さん!?……。」
沖田「君は、今のを見てしまった……だから、生かしておくことはできない……。」
蓮「…そんな…。」
それから、二人の間には沈黙とともに冷たい風が流れていった……。