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人斬刀ト蓮姫~紅イ花~

第2章 狂鬼乱舞


沖田「ところで君、家は?」
蓮「現在住んでいる家は江戸にあります。」
沖田「江戸?……じゃあ、何処に送ればいいの?」
蓮「……宿、何処でもいいのであいてる宿まで送ってください。」
沖田「今の時間だと難しいかもしれないけど、いいよ、送ってあげる。」
――――――――――――
しばらくして……。
沖田「やっぱり見つからないね?どうする?」
蓮「じゃあ、野宿でいいです。」
沖田「ぷっ!!……それ本気?」
蓮「本気です。」
沖田「本当に変な子だよね、君。そういえば、いい所があるから、連れていって…」
その時、私は強い殺気を感じた。
沖田「避けて!!」
蓮「っ!?」
何とか避けた私だったが、目の前にいる人間に目を疑った。
?「うひひひひひ、血ぃ……血を寄越せぇ……。」
白い髪、深紅の瞳は怪しげな光を放っていた。
沖田「よりによって、見られちゃうとはね……本当に運が悪い子だ。」
そう言いながら抜刀した沖田さんの目には殺意が宿っていた。
そして、ほんの数秒の出来事、沖田さんの刀は闇の中で閃光を放ち、血飛沫を撒き散らした。
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