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君と紡ぐ恋物語【鬼滅の刃】

第7章 あなたの愛に包まれて*中編 上* 宇髄天元





自宅アパートから徒歩3分。
あっという間に目的地に到着した。

それにしても、丁度いい所に住んでんな。
ちょっと歩けばスーパーがある。
職場も近い、保育園も歩いて行ける。

まるでコイツらのためにいろんなものが集まって来たのかと思うくらい、何もかもが丁度いい。


「おてつだいするー!」

「ありがとう、じゃぁお願いしようかな」

奏真は紗夜からカゴを受け取ると、ひとつずつゆっくり洗濯乾燥機に入れていく。

「ママいれたよ」

「じゃぁボタン押してね」

「うん」

どのボタンを押すのかもうわかっているようで、奏真は迷う事なくスタートボタンを押した。

随分手慣れてるなぁ…
もしやと思い、俺は紗夜に聞いてみる。

「なぁ、結構来てるだろ。奏真連れて」

「実は…、週一くらい?常連ですね。アハハ」

おーい、マジか。
今までよく変なのに会わなかったな。
奇跡だわ。

「そんな夜頻繁に出歩いてちゃ危ねぇだろ」

「どうしても洗濯間に合わない日があって…。だらしないですね。スミマセン」

いや、怒ったわけじゃねぇんだが…
俺の一言でしょぼくれちまった。

「別にダメだとは言ってねぇ。朝忙しいのも分かるしな。俺が言ってんのは…あれだ、心配なんだよ。色々と」

昼間よりもやっぱり夜は変な奴が彷徨く時間だ。
こういう所は変な奴出るってよく聞くしな。
そんな所に紗夜達が1時間近くいるなんて考えただけで…ダメだわ。
子連れだって分かってて声掛けてくる輩だっているんだぜ?

「色々、ですか?」

「そ、色々なぁ」

「心配してくださってありがとうございます。そっか、そうですね。夜はやっぱり危ないですよね。うーん、そしたらこれからは控えたほうがいいかなぁ…」

控えられるなら是非そうしてもらいてぇ所だが、それでも必要な時はあるだろう。

だったらもういっそのこと…




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