第5章 ハリポタ (スネイプ)
友芽「くっそぉ~。」
どうにかこうにか片付けも終わり、足早に次の授業へと向かう。
「よっ!」
「さっきは災難だったな。」
ドンとぶつかりながら挨拶してくる
友芽「いった・・・。フレッド!ジョージ!・・・つぅか狭っ!!」
挟みこんで来た二人を手で押し退ける。
ジョージ「ははっww片付け終わったんだな。ギリギリじゃん。」
友芽「だから急いでんの。そう言うあんたらだってギリギリだって気付かないのかね?」
フレッド「気付いてるさ。だから足だけは動かしてんだろ?」
友芽「うん。まぁ、確かに。」
ジョージ「それよりもさ、友芽に対してのスネイプの当たり強くねぇ?」
友芽「めっちゃ思う!!」
ジョージ「我輩の授業は馬鹿みたいに杖を振るったりはしない。」
ジョージがスネイプの物真似をする。
友芽「ふはっww似てるwwそのムカつく言い方。あいつ私の事嫌いでしょ!?」
フレッド「好かれてもうんざりするだけだろ?」
友芽「確かに~。本当悪評でも出ないかな~。マジ流し捲ってやる。あんなことを言う位だし、実は教師なのに杖使えないとか!?」
ジョージ「良いねぇ。だったら面白いもんな!・・・そう言う事なら俺らに任せてよ。」
そう言うとポケットから耳を取り出す。
友芽「・・・耳。・・・うん。耳だね。」
暫し見つめる。
フレッド「ただの耳な筈ないだろ?これはね。」
ゴニョゴニョと耳打ちをすると
友芽「ほほぅ。これはまた酔狂な品物で。」
ニヤニヤと笑う。
フレッド「まだ、試作品だけど、良いスクープが取れたら宜しくな。」
友芽「合点!!任された!!」
丁度話が終わった頃合いに教室のドアが見え入っていく。
まだ先生は居らずベルもなっていない。
どうやら時間には間に合った様だ。