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短編集 オモテ 18禁

第5章 ハリポタ (スネイプ)


友芽「くっそぉ~。」


どうにかこうにか片付けも終わり、足早に次の授業へと向かう。


「よっ!」

「さっきは災難だったな。」


ドンとぶつかりながら挨拶してくる


友芽「いった・・・。フレッド!ジョージ!・・・つぅか狭っ!!」


挟みこんで来た二人を手で押し退ける。


ジョージ「ははっww片付け終わったんだな。ギリギリじゃん。」


友芽「だから急いでんの。そう言うあんたらだってギリギリだって気付かないのかね?」


フレッド「気付いてるさ。だから足だけは動かしてんだろ?」


友芽「うん。まぁ、確かに。」


ジョージ「それよりもさ、友芽に対してのスネイプの当たり強くねぇ?」


友芽「めっちゃ思う!!」


ジョージ「我輩の授業は馬鹿みたいに杖を振るったりはしない。」


ジョージがスネイプの物真似をする。


友芽「ふはっww似てるwwそのムカつく言い方。あいつ私の事嫌いでしょ!?」


フレッド「好かれてもうんざりするだけだろ?」


友芽「確かに~。本当悪評でも出ないかな~。マジ流し捲ってやる。あんなことを言う位だし、実は教師なのに杖使えないとか!?」


ジョージ「良いねぇ。だったら面白いもんな!・・・そう言う事なら俺らに任せてよ。」


そう言うとポケットから耳を取り出す。


友芽「・・・耳。・・・うん。耳だね。」


暫し見つめる。


フレッド「ただの耳な筈ないだろ?これはね。」


ゴニョゴニョと耳打ちをすると


友芽「ほほぅ。これはまた酔狂な品物で。」


ニヤニヤと笑う。


フレッド「まだ、試作品だけど、良いスクープが取れたら宜しくな。」


友芽「合点!!任された!!」


丁度話が終わった頃合いに教室のドアが見え入っていく。


まだ先生は居らずベルもなっていない。
どうやら時間には間に合った様だ。
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