第4章 赤月の子と剣士
「一体どういう仕組みになってるんだろう…?」
「? 二人共持てないのかしら?」
「チョッパーは持てたけど、私は持てなかったわ」
「俺とルフィとブルック以外は持てなかったんだ!」
「チョッパーとルフィとブルックと私以外…?」
少し考えると、ロビンは何かに気付いた
「持てるのは皆、悪魔の実の能力者…」
「…あ! 確かに…」
「…オイ」
「あ、ゾロ!」
三人の元に来たゾロはロビンに手を差し出す
「それは俺が預かる」
「ゾロが? 無理よ、これはどうやら悪魔の実の能力者しか持てないみたいで…」
「何言ってんだ?」
ロビンから太刀を奪うようにゾロは取った
「え…、ゾロって悪魔の実の能力者だったのか!!?」
「どうしたんだよ急に;」
「さっきね。 悪魔の実の能力者じゃないサンジ君と長鼻君は持てなかったのよ」
「そうなのか? 俺は持てたぞ」
「あーもう! 頭痛くなってくるわぁ!! ゾロは武器預かって、チョッパーと一緒にあの子を見張ってて!!」
そう言い残してスタスタと歩み去るナミ
「…それじゃあよろしくね? お二人さん」
「待て! 何で俺まで見張ってなきゃ…」