第4章 赤月の子と剣士
さらりっと答えたルフィにウソップはチョップでツッコむ
「だってそこそこ強ぇじゃんあいつ!」
「でもよ! また攻撃されたらどうすんだよ!!?」
「そうだぞルフィ。 今回は眠らせて済んだけど、あれがあの女の本気だとは思えない」
ゾロは太刀を鞘にしまった
「あいつは本気で俺達に飛びかかってなかったって事だろ? 笑ってたし」
「太刀振り回して笑う奴は怖ぇだろ!!?;」
「会話出来てたしよ!」
「そりゃ一応人みてぇだからな…;」
「交渉あるのみだ!! にししっ!!」
満べんな笑みで笑うルフィはずんずんとゾロの元に歩み寄り、太刀を掴んだ
「あ? おいルフィ、それどうするつもり…「あいつに返してくる」……はぁ!!?」
スタスタと医務室に向かって歩き出すルフィ
「待てよルフィ! 今は没収してた方が安全だろ!!?」
「そうだぞルフィ!! だからマジで返しちゃダメだぁあああ!!!!;」
歩みを止めないルフィにしがみついてズルズル引きずられるウソップ
「ルフィさんがそう言うなら私は止めません。 何かあったら私がまた止めますから」
「何でそんな冷静!!?;」
「何だか…、…………何ででしょう? ヨホホホ!!」