第3章 赤い月
「寝言は寝て言えよ」
「アンタに一番言われたくないわよ!!!!(怒)」
『…"紅の囁き"』
体勢を低くして構えた赤月の闇
「何かしてくるつもりだぞ!!?」
すぐさま気づいたフランキーが身構える
『"紅桜"…!!』
一瞬、太刀を引き抜いてしまった赤月の闇の周りに赤色の桜の花びらが舞う
「さっ桜…?」
「こんなのどうやってーー…!!?」
赤い桜の花びらが船の床に落ちた瞬間、じゅわっと床が溶けた
「皆気をつけて!! その桜に触ったら溶けてしまうわ!!!!」
「とっ溶ける!!?;」
「チッ…!!」
ゾロは刀を抜き
「ゴムゴムの…!」
ルフィは素早く両手を動かし
「必殺!!」
ウソップは巨大パチンコを上に向ける
「"龍巻"!!」
「"銃乱打(ガトリング)"!!」
「"火の鳥星"!!」
三人が放った攻撃により、赤い桜の花びらは船の外へと飛ばされた
『…あは』
赤月の闇は楽しそうに笑うと、ジャンプしてルフィに斬りかかる