第3章 赤い月
賞金首の紙に書かれていた金額にウソップは目を見開いた
「いっ一億だって!!?;」
「こんな子が一億も…!!?」
チョッパーとサンジ、それ以外の皆も驚いている
「オイお前! 強いのか!!?」
「十分凄いだろアホ!!!! 自分が四億ベリーだからって気ィ抜くな!!;」
赤月の闇に問いかけたルフィの頭をウソップはバシリッと叩いた
『強いよ? 戦う?』
赤月の闇はクスクス笑いながら背中の太刀の柄を掴んだ
「おう!!」
「おうじゃねぇよルフィ!!!!;」
「…待て」
のそっと起き上がったゾロがルフィの隣に立つ
「何だよゾロ! お前も戦ってみたいのか?」
「おいテメェ等!! 女に手ぇ出したら俺が許さねぇぞ!!?(怒)」
「こいつ……………誰だ?」
指を差しながら言い放ったゾロにルフィと赤月の闇以外は固まった
「まっまさかアンタ…、寝てたの!!?」
「あぁ」
「あぁじゃないわー!!(怒)」
平然としているゾロにナミが怒鳴る
「赤月の闇よ!! 賞金首一億ベリーの危険な…!」
「一億ベリー…?」
ゾロはにこにこと口元が笑ったままの赤月の闇を見て