第3章 赤い月
「だっ誰だ!!?」
『麦わらのルフィ』
麦わら帽子を片手で押さえながら周りを見渡すルフィの背後
「ルフィ後ろだ!!!!」
ウソップのかけ声でルフィは地面を蹴って離れて相手を見た
「だっ誰だお前…?」
背中に太刀、桜柄の羽織りを羽織った銀髪の女…。 鼻から上に赤い仮面をしている為、顔はよく見えない
「"赤月の闇"…!!?」
驚きながらナミは一枚の賞金首の紙を手に取った
「赤月の闇…? って誰だ? ナミ」
「気をつけてルフィ!! そいつは数年前に海軍と戦ってとてつもなく強いと有名な奴よ…!!!!」
「海軍と…!!?」
ザッとルフィ達は身構えた
『ふわぁ~…』
「「「「「…」」」」」
緊迫な空気の中で、赤月の闇はアクビをした
「…本当に海軍と戦った強い奴なのかよ…?;」
「何よ私を疑うの!!? ホラ見なさいよウソップ!!(怒)」
疑いの目を向けてくるウソップにナミは賞金首の紙を押しつけた
「いっ一億ベリー…!!?」