第3章 赤い月
突然現れた赤い月。 海も、空も、島の木や土も全てが真っ赤に染まっている
「何だこりゃ…!!?」
「こんな現象見た事ないわ…!」
「これは…!!」
「何か知ってるのロビン!!?」
バッとナミはロビンの方を振り向く
「古代昔の本に書かれていたわ…。 "赤い月は百年に一度だけ現れ、赤月の子の呪いを受け継ぎ者は世界に災いを…"」
「わっ災いを!!?;」
びくりっとウソップが震えた
「でっでも古代の本って事は昔だろ!!? 今その呪いとかあるわけ…」
チョッパーは不安そうな表情でロビンを見上げると
パッと一瞬で、何事もなかったように赤い月は消えて元に戻った
「戻りやがった…」
「しかし…、不気味でしたねぇ…」
空を見上げたままフランキーとブルックは呟いた
『アハ、海賊発見』
聞き覚えのない声が、皆の真ん中らへんから聞こえた