第2章 新生活
会計を終えると、大量になった紙袋をマルコさんが横からひょいと持ってくれる。
『半分持ちますよ。』
「いや、全部俺のだよい。
連れてきて貰ってその上金まで出させて、、荷物くらい自分で持つよい。」
『じゃあ、一旦車に置きに行きますか?』
「このままでいいよい。
別にこれくらい重くない。」
『そうですか?
それなら、重たくなったら遠慮なくいつでも言ってくださいね?』
「あぁ。」
そのまま日用品とかを買って周る。
日用品はある程度うちにあるから大した量にらならなかった。
兄や父のものもあるからこれくらいで事足りるだろう。
『マルコさん、お腹空きません?』
「あぁ、言われてみれば、、、昼過ぎくらいか?
室内にいると時間の感覚が狂うよい。」
普段は外にいることが多いから変な感じだと言うマルコさん。
外は暑いのにここは涼しいのも不思議だと言う。
『じゃあ、お昼にしましょうか。
何か食べたいものありますか?』
「いや、特にはねぇよい。」
『じゃあフードコート行きましょう。
そこで色々見ながら決めたらいいですよ。』
「フードコート…屋台街みたいなものかよい?」
『屋台街、まぁ、イメージはそんな感じですかね、、、
室内ですけど。』
見るが早い、そう言ってマルコさんをフードコートの方へと引っ張って行った。