第2章 新生活
「そうか?
別に普通だろ。」
『私、海賊って聞いて勝手に怖い人かな、とか、色々考えちゃったんですけど、誤解してたみたいです。』
マルコさんが海賊なら、そんなに悪い人たちじゃないのかもしれない。
「あー、、、いや、海賊っつっても色々いるからな…
ウチの船は少し特殊なんだよい。
勿論お前の想像通りの野蛮で下衆な奴らも山ほどいるよい。」
『そうなんですか?』
「あぁ…というより、数で言えばそんな奴らが大多数だ。
お前の海賊の認識は間違ってねぇよい。」
『それは、少し残念です。』
私がそう言って笑うと、マルコさんも少し困ったように笑った。