第10章 限界
「仲直りのちゅ〜〜〜。」
むっくんは私を抱きしめながら優しくキスしてくれた。
むっくんの匂い、久しぶりだなぁ…。
そんな事思いながらむっくんの腕に包まれていると…
「あーそうだ、えりかちーん。」
『んー?どうしたの?』
「えりかちん黒ちんの事好きになっちゃったのー?俺よりー?」
『えっ?』
「ねーどっちなのー?俺より好きー?」
『んーテツ君の事は好きだけど、友達としてだよ。むっくんの好きとは違う。むっくんの事は大好きだもん。』
「…えりかちん大好き。可愛いすぎ。」
むっくんはまたギュッと抱きしめてくれた。