第10章 限界
黄瀬side一一
紫原っちがえりかっちを保健室に連れていってから結構時間が経ったッス…。
えりかっち大丈夫ッスかねー?
そう思っていると体育館のドアが開いた。
「えりかっち〜!もう平気なんスか!?心配したんスよ〜!」
「まだ寝ていなくていいのか?えりか。」
「今日はもうゆっくり休んだ方がいいのだよ。」
『涼太、征ちゃん、真ちゃん、心配かけてごめんね。もう大丈夫。』
「ったくよー、いきなりぶっ倒れるから驚いたぜ。次からは倒れる前に倒れます!って言えよなー。」
「もう大ちゃん!意味わかんないから黙ってて!えりか今日は無理しないでね!あとの仕事は私がやるから!」
『さつき、ごめんね。ありがと。』
「えりかさん、本当にもう大丈夫ですか?」
『本当だよ!保健室でちょっと寝たらだいぶ元気になったから。』