第2章 球技大会当日
そんなに心配してなかったけど、やっぱり2人は順調に勝ち進んだ。
涼太は見れば何でもすぐできちゃうからテニスもすっごく上手。
大輝は運動神経だけは良いから、バンバン決めちゃってる。
『凄いねー。2人とも。ほんとにバスケ部?テニス部並に上手いんじゃない?』
「勝ってもらわなきゃ困るしー。えりかちんかかってるんだからー。」
「大丈夫だ。負けたら今日の練習メニュー5倍だと伝えてある。勿論、お前達も負けたら5倍だ。」
「「「えっ…。」」」
「む…紫原。天秤座のお前の今日のラッキーアイテムはおはじきなのだよ。ほら、これポケットにでも入れておくのだよ…。」
「ありがとミドチン〜。余計負けられなくなったね〜。」
「5倍…。僕死んでしまわないでしょうか。」
「テツ君!大丈夫だよ!勝てばいいんだから!」