第9章 困惑
その日の放課後、今日もいつも通り部活が始まる。
えりかっちは少し元気ないけど、いつも通りマネージャーの仕事をこなしてる。
紫原っちはやっぱりイライラしてて、練習にも全くやる気がない。
「…おい黄瀬、お前ちょっとえりかに抱きついてこいよ。」
青峰っちがコソッと言ってきた。
「何言ってんスか青峰っち!今そんな事したらほんとに紫原っちに殺されるッスよ!」
「それが狙いだよ。いつもなら、黄瀬ち〜ん、えりかちんに触らないでよー。とか言うだろ?嫉妬させんだよ、あいつに。」
「そんなんで仲直りする訳ないじゃないスか〜!」
「やってみねーとわかんねーよ!ほら、いけ!」
「やめた方がいいのだよ…。」
緑間っち〜俺もそう思うッス…。