第8章 合宿最終日
「紫原、いいのか?行ってしまったのだよ。」
「そうッスよ。追いかけた方が良いんじゃないッスか?」
「別にいーよ。口きかないって言ってきたのえりかちんの方だし。じゃ、俺帰るねー。また明日〜。」
ミドチンと黄瀬ちんにはあー言ったけど、ホントはすっごくヤダ。
えりかちんと赤ちんが2人っきりで帰ってると思うと余計イライラする。
でも、俺は悪くねーし。絶対謝んないし。
えりかちんが勝手に怒ってるだけじゃん。
えりかちんのバカ。頑固親父。
…親父じゃないけど。
はー、全然お菓子食べる気分じゃないやー。
俺はモヤモヤが消えないまま家に帰った。