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黒子のバスケ purple days♡

第8章 合宿最終日




えりかside一一


いつもならむっくんと並んで帰る道を、今日は征ちゃんと帰る。


『ごめんね…私のせいでみんなの雰囲気悪くしちゃって。それに征ちゃんわざわざ送ってくれて…』

「俺は実際の現場を見てないけど、まぁ2人とも意地っ張りだな…。」

『むっくんがテツ君に才能ないって言ったのがどうしても許せなくて…』

「敦とテツヤは真逆だからね、境遇が。あの2人の価値観が違うのは当然だ。」

『うん…そうだね…。』


…ちょっと言い過ぎちゃったかな。

口きかないとか言っちゃったし。

でも私から謝ったら、むっくんは絶対テツ君に謝らないし、また同じ事を言うかもしれない。

そんな事絶対ダメだし、私はむっくんにバスケ好きになってもらって、楽しんで欲しい。

それはやっぱり無理なのかな…。


『あっ、征ちゃん。ここでいいよ。ありがとう。』

「あぁ。また明日。」

『うん。また明日ね。』


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