第1章 俺の彼女
「敦、涼太。参加は原則1人1種目だ。そうだな…テツヤはドッチボールが良いんじゃないか?」
「えっ、僕ですか?」
「おー!さすが赤司だなー!テツならイグナイトパスでバコバコ当てれんじゃねーか!」
『ミスディレクションで飛んできたボールもパッて取れそうだねー!』
「わ〜。えりかちん賢い〜。ぎゅーしてあげるね〜。」
「おい!いちゃつくなら帰るのだよ!」
「えーミドチンやきもちー?」
「うるさいのだよ!」
「じゃあ俺テニスがいいッス!」
「おい待てよ黄瀬!俺もテニスがいーんだよ。譲れ。」
「涼太、大輝。テニスはダブルスだ。お前達2人で出ればいい。」
「えー!青峰っちとッスかー!?チームワークどころじゃないッスよー!」
「うっせーな!俺だってお前となんか嫌だよバーカ!」
「敦と真太郎は背が高いしバレーボールが向いてるだろう。俺はテツヤとドッチボールに出るよ。」
「オッケー。絶対勝とうね、ミドチン〜。」
「ふん。人事を尽くしてる俺が負けるはずないだろう。」
『さつき、なんか楽しみになってきたね!』
「ねー!球技大会は今週末だよ!」