第1章 俺の彼女
一一その日の放課後。
「えりかっちそんな約束しちゃったんスかー!?」
「それにしても俺らもなめられたもんだなー。ボコボコにしてやろーぜ。」
「青峰くん、ボコボコはだめです。」
「えりかちんとデートなんてさせないし。ほんとイライラするんだけどー。」
「落ち着け敦。俺たちが負けるはずないだろう。」
『みんな頑張ってね!私さつきと一緒にいっぱい応援するからね!』
「とりあえず、誰がどの種目に出るか決めなければならないのだよ。桃井、種目は分かるか?」
「えっとねー、種目はドッチボール、バレーボール、テニスの3つだよ!」
「赤ちん、俺全部出る〜。そんでサッカー部ヒネリ潰す。」
「それなら俺も全部出たいッス!えりかっちに格好良い所見せるッスよー!」
「ちょっと黄瀬ちん。えりかちんに触んないでよー。」
俺はえりかちんに抱きつこうとした黄瀬ちんを引き剥がした。
ほんとえりかちんモテるから困るなー。