第5章 海とキセキ。
温泉に入って夕食を食べた私達は、全員男子部屋に集合していた。
「明日は朝食を食べたらすぐ練習開始だ。明日に備えて今日はもう寝る事。」
「はーい。じゃあえりか、部屋戻ろっか。」
『うん。そうだね。』
私とさつきが自分達の部屋に向かって廊下をあるいていると…
「えりかちん。」
『あれ、むっくん。どうしたの?』
「ふふっ。えりか、私先戻るね!むっくん、ごゆっくり〜。」
さつきはニヤニヤして小走りで去っていった。
「えりかちんと一緒に寝たいけど、赤ちんに怒られるし、さっちんにも悪いから、おやすみのチューだけしにきたんだ〜。」
む、むっくん…!!可愛すぎる…。
「えりかちーん…」
むっくんは私をギュッと抱きしめた。
私もギュッと抱きしめ返す。
「好きだよー。」
『私もむっくんが好きだよ。』
「一緒だね〜。」
そう言ってむっくんは優しくキスしてくれた。
「おやすみ、また明日ね〜。」
『うん、おやすみ。』