第26章 高校生活スタート
教室に着くと知らない男が入って来て、えりかちんに話しかけて来た。
「ねぇ、名前何てゆうの?」
『えっ…。』
「番号とか教えてよ!俺、隣のクラスの…」
「あのさー。この子俺の彼女だから。そーゆーのやめてくんない?」
俺はイラつきながら、その男を見下ろす。
多分俺がデカイからか、明らかに焦ってる。
「え!?だ、誰だよ!」
『あの、本当に彼氏なの。だから、ごめんね。』
「そ、そうなんだ!すいませんでした…」
そいつはサーッと教室から出て行った。
ふん。まずは1人撃退してやったし〜。
てゆーか、付き合いたての頃もこんな感じで男追い払ってたなー。←
『むっくん、あんまり怖がらせちゃダメだよ。』
「いーの。えりかちんは俺のだし。あんな奴に番号なんか教えなーい。」