第25章 バスケ部
「だって、バスケ部に女子が来たんじゃ〜〜!嬉しくて涙があぁぁぁ〜!」
「えりかちん俺の彼女だから。変な事しないでねー。アゴ。」
「えっ、彼女!?ってゆうかアゴ!?ワシ主将だよ!?」
「モゴラほんとにうるさいアル。俺は劉偉。よろしくアル、えりか。あ、モゴラはモミアゴリラの略アル。」
『よ、よろしくお願いします…。』
「えりか、あの人がキャプテンの岡村先輩だよ。あんな感じだけど、すごく優しい人だから。」
戸惑っている私に気づいてくれたのか、氷室先輩が声をかけてくれた。
「氷室ぉぉぉ〜!お前ほんとに良い奴じゃな〜!ワシ嬉しいよ〜!」
「キャプテン、えりかがびっくりしてますから、落ち着いて下さい。」
「紫原、神谷。来たか。」
後ろから女の人の声がした。