第22章 バレンタインデー
「知らない子達からどれだけたくさんチョコとかお菓子貰っても、えりかちんからのチョコには勝てないし〜。」
『むっくん…。』
「だからちょーだい?」
えりかちんは鞄の中から、綺麗にラッピングされたチョコを取り出して、渡してくれた。
『…はい。1人で勝手に怒ってごめんね。』
「ありがと〜。俺こそごめんねー。俺今日1日えりかちんと全然話してないし、全然触ってないから、死にそうだったしー。」
『私もさみしかった…。』
「も〜、えりかちん可愛すぎ〜。」
俺はまたえりかちんをぎゅーっと抱きしめる。
…あ。そういえば。