第22章 バレンタインデー
『だって…むっくん女の子に囲まれて、嬉しそうにチョコ貰ってたから…。』
「えっ?」
『むっくんが女の子と一緒にいるの見て、嫌だったの…。』
…もしかしてえりかちん、ヤキモチ妬いてるの〜?
ちょ〜可愛いんだけど〜。
「えりかちん、それってヤキモチ?」
『べ…別にそんなんじゃないよ!』
「…かわいー。でもねー、俺ほんとにえりかちん以外興味ないし〜。」
『…嬉しそうにしてたじゃん。』
「だってお菓子くれるなら、貰っとこうと思って〜。でもそれが嫌だったなら、ごめんね?」
『…うん。』
「もう貰わない。それに、俺えりかちんからのチョコ待ってたのにー。』
『えっ…?』