第22章 バレンタインデー
『ちょっと…むっくん!私帰る!』
「無理。帰さない。」
帰ろうとするえりかちんを無理矢理俺の部屋に押し込んだ。
そして今日1度も触れていないえりかちんを抱き締めた。
「…やっとえりかちんと2人になれた〜。」
『……………。』
「ねー、どうして怒ってるの?」
『…怒ってない。』
「えりかちんの機嫌悪い事ぐらい、顔見れば分かるし。俺何かした〜?」
えりかちんの顔を覗き込むと、えりかちんは目を逸らす。
「…何で目逸らすの?言ってくれなきゃわかんないし〜。」
『…だって…。』
「ん〜〜〜〜?」