第17章 密会?
「おいえりか!紫原より俺と一緒に寝よーぜ!とりあえず鍵開けろ!」
ドア越しに、そして彼氏の前であのバカは何を言ってるんだ…。
それに、私はむっくん以外と一緒に寝たくなんかない。
『…やだ。むっくんがいい。』
思わずボソッと呟いてしまった。
それを聞いたむっくんは驚いて私の方に振り向いたけど、すぐ笑顔になって「だよね〜。」と言った。
「峰ちん、えりかちんは俺がいいって〜。だから諦めてよ〜。」
「はぁ!?なんでだよ!つーか早く開けろよ。」
「まーまー青峰っち!えりかっちが紫原っちが良いって言ってるんスから!しょうがないッスよ!」
「そうだけどよー。」
「黒子っち達の部屋行こうッス!ほら、2人も誰かの部屋で寝かせてもらうッスよ!」
「「あ…あぁ…。」」
「チッ、紫原〜明日朝飯半分よこせよ!」
「もー峰ちん食いしん坊〜。」