第2章 球技大会当日
「…あ、赤司君…。」
「みんな、ボールは全て僕に渡せ。いいな?」
「「「はいっ…。」」
征ちゃんはニコニコしながらバコバコ相手チームの人達を当てていた。
でも目は笑ってなかった…。
そして征ちゃん1人で勝った。
『お、おめでとう…。お疲れ様!』
「えりか、これでバスケ部は2勝。総合優勝は決まりだ。だが敦、真太郎。手を抜くなよ。」
「あぁ。当然なのだよ。人事を尽くす。」
「大丈夫だよ〜。えりかちん応援しててね〜。」
「みんな、次体育館だから行くよー!テツ君っ!お疲れ様!かっこよかったよー!」
「桃井さん。ありがとうございます。決勝戦はあまり何もしてませんが…。」
そして私達はバレーボールの部がある体育館に向かった。