第8章 騒がしい夜更け
「主、布団敷いてますけど…、今日はここで寝るんですか?」
鯰尾は布団を敷いている主を見つめながら尋ねる
「うん!それで今、準備していたところ!」
「…僕も、主様と一緒に寝たいです。」
!!
「「 俺も一緒に寝たい…! 」」
…五虎退の一声によって
この部屋の主の意見は完全に無きものとされ
結局、皆で寝る事になってしまった
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よりにもよってこうなるとは…
布団に横になりながら大きくため息をつく
目を瞑ると、風呂での出来事がフラッシュバックする
首筋をなぞるように
張りつく髪からは雫が滴り…
白くて柔らかそうな肌は
上気して仄かに赤く火照っていて…
濡れた薄いタオル越しに
浮かび上がる主の裸体はなんて艷麗な…
あらぬ方向へ考えが巡り、それだけで思わず身体が熱くなってしまう
高まる気持ちを振り払うように、ブンブンと首を振る
横を見やれば、隣にはすやすやと寝息を立てて眠る主、その向こうには五虎退、鯰尾、薬研、骨喰が寝ている
はぁー、と再び大きなため息をつくと
悶々とした気持ちを抱えながら、眠りについた