第7章 突然バスタイム
向かいの洗い場には鯰尾と骨喰がいた
「鯰尾!骨喰!」
手元を見ると、二人とも石鹸を泡立てていて今から身体を洗うようだった
「いつも内番をはじめ色々手伝ってもらってるから、今日は私に二人を労わせて。」
「おー!主、背中でも流してくれるんですか?」
「もちろん!」
「…嬉しい。」
泡立てた手ぬぐいを受け取ると、順番に背中を洗っていく
「この本丸はまだ刀剣の数も少ないし、その中でやり繰りしていかないといけないから、二人の協力が必要なんだ。だから、これからもよろしくね。頼りにしてる!」
背中の泡を流しながら、そう伝えると
頬を掻きながら鯰尾が答える
「まあ、頼りにされちゃあ、仕方ないですね…。」
「…俺も主の力になりたいと思う。よろしく頼む。」
続いて骨喰も、俯いていて小さな声だったが、声色は嬉しそうだった