第7章 突然バスタイム
「ふぅ、結構長く浸かったし、逆上せてもダメだからそろそろ出て体を洗おう!みんなは泡も流してね!」
「「はーい」」
泡を体に沢山つけた4振は湯船から上がると洗い場までやってきた
こんな機会もなかなか無いし、いつも頑張ってくれている皆を労わないとね
私はまず長谷部の所へ向かった
「長谷部!顔に泥ついたままだから、ちゃんと洗ってね!」
洗い場の鏡に写った自分の顔を見て、驚いた様子の長谷部
「こんなに汚れていたとは、全く気が付きませんでした。…不覚。」
「畑当番頑張ってくれたんだよね、その証拠だよ!」
こっち向いて、と声をかけると長谷部は素直に顔をこちらへ向ける
傍にあった手ぬぐいでそっと長谷部の顔についた泥を拭う
「なっ。主に拭かせるなんてっ、大丈夫ですこれは自分で…!」
「いいの!私がしたくてやってるんだから。長谷部、じっとして。」
私の言葉に素直に従う長谷部
少し耳が赤いような…照れてるのかな?
「はい!綺麗になった! ……ついでに身体も洗おうか?」
「……身体なんてっ!」
なんちゃって、と小さく舌を出すと
からかわないでくださいと、そっぽを向かれてしまった
長谷部の耳が一層赤くなる
いけない、ついつい長谷部を困らせたくなってしまう…!罪な主だ私は…