• テキストサイズ

【刀剣乱舞】神の轍

第7章 突然バスタイム




「私もひとつ、お風呂での遊びを披露しましょう!」


私はそう言って皆の視線を集めると、さっき抱えて持ってきた風呂桶にタオルをピンと張り、そこに石鹸をたっぷりつける


「見ててよ〜!」


タオルを張った桶の端に口を付け、フウーっと空気を送る


モコモコ…


あれ?思ってたのと違う!
薄らと泡が立ったが、まだまだだ…


「長谷部!あとは頼んだ…!」


私の肺活量では限界があるようだ
後はこの中で1番肺活量がありそうな長谷部に託すことにした


「主命とあらば!」


ここから思い切り吹けばよいのですね と念入りに確認をすると、大きく息を吸い込んで思い切り吹き込む


モコモコモコモコ─────!


ピンと張ったタオルの表面から、ふわふわの泡が沢山出てきた


「わあ〜〜すごいです!!!」


おおーと響めき拍手が起こる

今剣はまたしても目をキラキラさせて、ふわふわの泡をすくって遊び始めた

それにつられて長谷部も鯰尾も骨喰も、泡で遊んで泡塗れになっている


こんな光景を見ていると、微笑ましくて、今日もこの本丸は平和だな──という思いに浸る


審神者になってまだ日は浅いが、皆の事がとても大切な存在になっている


こんな皆の笑顔をずっと守っていきたい──


そう強く強く思った





/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp