• テキストサイズ

【刀剣乱舞】神の轍

第4章 初期刀





「───あの時、俺が顕現されて良かった。」


薬研もこんのすけと同様に
包帯の巻かれた私の腕へ目を向ける


「顕現…?」


「顕現とは、審神者の霊力を刀剣に授けることにより、刀剣を刀身の姿から人間の姿へと変化させる事を指します。」



えー…そんなことできるの?
霊力…、恐るべし…!



「さっき薬研さん…、が顕現されて良かったって言ってたけど、それは…誰かが顕現したってこと?」


「薬研でいい。あんたは俺の大将だ、畏まる必要はない。」



うーん…
この少年(?)、どう接してよいものかと迷って
とりあえずさん付けで呼んでみたけど…
そう言うなら、お言葉に甘えよう、うん


「じゃ、じゃあ、薬研…!」


「ああ。それでいい。」


薬研のキリッとした表情が和らいだ

自分に向けられた端正なその顔に
不意に心臓が跳ねる



/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp