第7章 Stand By You-あなたのそばに-
「硝子に何か言われた?耳赤いよ?」
「えっと…付き合う事になったのが分かられてて…/////」
「ふっ…硝子は勘が鋭いね…いや…私が嬉しくて声色に出てたせいかも知れないな…」
「傑先輩…あの…ありがとうございます!硝子先輩の所にお泊まりしてもいいって言われたので親に話してみようと思います!」
半分諦めてた撮影に行けるかもという嬉しさと、夏油と恋人同士になれた嬉しさでふにゃっと笑った。
「…まったく…可愛いな君は…」
そう言いながら夏油の顔が近付いて…
そっと唯へ口付けた。
そして少し顔を話して囁いた。
「…唯…少し口を開けて…?」
「ふぇ…?こうですか?」
素直に聞く唯に微笑みながら親指で唯の唇をなぞってもう一度唇を合わせた。
「んっ……ひぁ…っ…すぐ…せんぱっ…」
夏油の舌が歯列をなぞり、唯の舌と絡み合ってゆく。
今までのキスと違う感覚に思わず身体が後ろに引いてしまう…
だけど夏油がしっかりと背中に手を回しているので逃げられない。
「んんっ…はぁ…、んむ…、くちゅっ…」
くちゅくちゅとお互いの唾液の音が響き、脳内に直接卑猥な音が響いてるようでクラクラする…
そして舌が絡み合う度に身体がビクッとなる。
「…ちゅっ…はぁっ…唯…」
いつもより艶っぽく色気が溢れている夏油の姿を見て…
“心臓壊れちゃいそう…”
そう思って目眩がした。