第7章 Stand By You-あなたのそばに-
「もしもし…硝子先輩?」
『おー唯、元気してた?』
「はいっ!元気です!硝子先輩は?」
『あたしは相変わらずだよ(笑)それと夏油から話は聞いたよ。撮影の時はあたしの部屋に泊まりな?親が心配するなら直接話してもいいしさ』
「いいんですかっ!?」
『どうせ高専の寮だけどね(笑)女子寮と男子寮は離れてるから五条と会う心配もないよ』
「じゃあ…それで親に話してみてもいいですか?」
『もちろん!あ、夏油から番号教えてもらっといて?後は連絡ちょーだい』
「分かりました、ありがとうございます!」
『そんでもって…ちょっと聞くけど、もしかして夏油とくっついた?』
突然の直球の質問に顔に熱が籠るのを感じた。
「う…えっ…と……っ……はぃ……/////」
『やっぱりな(笑)声の感じで分かったわ(笑)唯、もしアイツに何かされたら言いなよ?成敗してやるから』
「ふふ、ありがとうございます!じゃあ確認してまた連絡しますね」
お礼を言ってから電話を切ると夏油が不思議そうにこちらを見ていた。