第5章 Lonesomeー寂しさー
「………はぁ………くそっ…」
目の前でスヤスヤ眠る唯を見ながらため息をついた。
あの時キスをしながら最後まで止められない自信があった。
兄妹だからダメだって気持ちは唯が俺の首に腕を回してきた時点で消え去ってたからさ。
…なのに…
「蛇の生殺しって言葉知らねーのかな…コノヤロウ…」
そう呟きながら唯の頬っぺをグスグスと指でつついた。
キスをしながら爆睡してしまった張本人は俺の気持ちなんて全く分からず、、、
頬をつつかれても気にすることもなく穏やかな顔で寝ている。
「…やっぱダメだ…はぁ…」
パンパンに腫れ上がった自身がキツすぎてトイレへと向かった。