第4章 Middle Of Nowhereー何も無い場所ー
あれから数ヶ月経過して遂に明日は高専に伺う日になった。
前日という事もあって緊張して胃がキリキリするー…。
「お母様ぁ、明日高専に伺うのが不安で胃が痛くて…」
「あらあら…でも唯?不安な人はご飯三杯もおかわりしませんよ(笑)胃が痛いのは食べ過ぎじゃないかしら…?」
「うっ…緊張してたら食べた気がしなかったんだもん…。あー不安すぎる。。。もし見損なわれて高専に入学するのナシとかなったらどーしよう!?」
「全く…悟は自信過剰だけど唯は自信がなさすぎよ?あなたは明日お客さんとして高専に行くんだから大丈夫よ。不安なら悟に電話でもしてみたら?」
「お兄ちゃんほど自信が持てたら何でも出来そうな気がするよ…。とりあえず後で電話してみる!」
「はいはい。ちゃんと荷物だけ忘れないように詰めておきなさいね」
お母様に“はーい”と返事をし部屋に戻った。
忘れ物がないようにバックに入れていると電話が鳴った。お兄ちゃんからだった。
「もしもし?お兄ちゃん電話しようと思ってたんだよ」
「なら早く掛けてこいよ。どーせ不安だーとか騒いでたんだろ?(笑)」
「……そんなことないもん。」
「へぇ?じゃあ何の用だったの?」
相変わらず意地悪だ。。。
でも何か素直に認めたくない!!
「明日の時間とか確認したかったの!あと泊まるのにシャンプーとかも持たなきゃいけないか聞きたくって」
「ふーん?」
うまく誤魔化せたっぽい!!
良かった!!