第1章 Story -出会い-
「カッコいい君に気になられるなんて唯も意外と魅力があったのね」
「唯…?」
「あ、この子唯っていうの。君の名前は?」
「俺は悟。五条悟」
「悟くん…いい名前ね!凄くイケメンだし瞳が綺麗ね…」
ニコニコと話すその人を見ているとまたどこからともなく呪霊がでてきた。
低級だしな…なんて思いながら見ていればさっきと同じように唯という赤ん坊の方に近づく。
そしてー…
唯の手が動いたと思った瞬間、さらさらと呪霊はまた祓われてく。
雪のように崩れたかと思いよく見れば蝶だった。
無数の蝶の姿になって天へ昇っていく。
今まで聞いたことも見たこともない祓い方だった。
これが俺と唯の出会いだった。