第10章 S級魔導士昇格試験
ギルダーツに次々と攻撃を当てていくナツ。しかしギルダーツはそんなのをものともせずナツをボコボコにしていく。
が、ギルダーツは誤ってナツを分解してしまう。
だがナツは小さくなってもギルダーツに立ち向かう。
ナツの大群が鬱陶しくなったギルダーツはナツを元にもどす。
ナツ「チャンス!滅竜奥義」
ギル「近っ!!」
ナツ「紅蓮爆炎刃!!」
ハッピ「決まった?」
しかしギルダーツは倒れない。
ハッピ「嘘だ!今のはナツの全力だった…全く効いてないのか!?」
ナツ「いいやよく見ろハッピー!あのギルダーツを最初の位置から動かした!!ナハハ!これは大いなる一歩だ!!」
ハッピ(動かした?確かにギルダーツは一歩も動いてなかった…逆に言えば一歩も動かないでナツをボコボコにしてたのか!?)
ナツ「うぉ……ととと」
ハッピ「しかももうフラフラだー」
ナツ「どこが…」
ハッピ「どこって…えぇ!」
ギル「大したもんだナツ。お前の力はよくわかった…本来なら試験官としてここで合格にしてやってもいいんだがなぁ」
ナツ「!!ふざけんなぁ!お前を倒さなきゃS級魔導士になる意味がねぇんだよ!」
ギル「…というと思ったぜ。だから俺はお前に手を抜いたりはしねぇ」
ナツ「!!」
ハッピ「なんだこのプレッシャーは」
ギル「魔の道を歩きその頂にたどり着くために…お前には足りないものがある。それを知れ」
……………
ルー「なにこれ!?」
カナ「魔力よ…それもとてつもない」
……………
アカリ「!!これはギルダーツか…」