第10章 S級魔導士昇格試験
……………
カナ「×が7つ…やっぱり私達一番最後…」
ルー「大丈夫よ。残り物には福があるって言うでしょ?あたし運だけはいいからね…絶対S級になろうねカナ!」
カナ「うん…ありがとうルーシィ」
……………
「お、その声は」
カナ「誰!?」
ルー「ここってまさか…闘!?」
ビック「やっぱり。カナとコスプレの…」
ルー「ルーシィよ!」
フリ「お前達と闘えということか…」
雷神衆のフリードとビックスロー。BOF時にカナとルーシィは闘ったことがあるが……
カナ「残り物にはなんだっけ?…ルーシィ」
ルー「雷神衆……」
この試験で試されるのは武力と運。運がダメだった今武力にかけるしかない。が
フリードに手も足も出なかったカナ。ロキが居なければビックスローに負けていたルーシィ。
しかし、フリードの意外な弱点の発覚。早々にビックスローを倒せたことにより有利を勝ち取る2人。
……………
アカリ「…あれ?フリードって女に弱かったっけ?」
……………
結果、ルーシィとカナはフリードも撃破し一次試験を突破する。
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ビック「本当にこれでよかったのか?フリード」
フリ「あぁ…他の奴等なら本気でやってたさ。あの2人には借りがある、もし闘で当たっていたらこうしようと決めていた」
ビック「つか、女が苦手っていう弱点設定は無理がねぇか?」
フリ「だな」
アカリ「なるほど…そういうことね」
フリ「アカリ…」
アカリ「一瞬あんな弱点あったか真剣に考えそうになったわ」
ビック「監視役としてはどうなんだ?これは」
アカリ「本人がいいなら構わないわ。ルール違反したわけでもないし…それにこれも1つの仲間との絆でしょ?」
フリ「!!そうか…」
ビック「なんだよ…ラクサスの後を継ぐとか息巻いてたのによ」
アカリ「ほんとよ」
フリ「大切なのは後を継ぐことじゃない。妖精の尻尾であることだ…ラクサスは必ず戻ってくるからな」
ビック「にしてもルーシィとカナのやつ俺達とぶつかるとは運がいいねぇ」