第8章 ギルダーツ

街が変形し中央に一本の道が現れる

ﾙｰ「ま、街が…割れたー!?」

ｴﾙ「ギルダーツはクラッシュという魔法を使う。」

ﾐﾗ「触れたものを粉々にしちゃうからぼーっとしてると民家も突き破って歩いてきちゃうの」

ﾙｰ「どんだけバカなの…そのために街を改造したってこと!?」

ｱｶﾘ「バカ…か。確かにバカかも」

ｳｪ「すごいね！シャルル！」

ｼｬ「えぇ…すごいバカ」

ﾅﾂ「来たー！！」

ﾊｯﾋﾟ「あい！！」

……………

ｷﾞﾙ「……ﾊｧ」

ﾅﾂ「ギルダーツ！俺と勝負しろ！」

ｴﾙﾌ「いきなりそれかよ！」

ﾐﾗ「おかえりなさい！」

ﾙｰ「この人がギルダーツ…」

ｷﾞﾙ「ん？お嬢さん。確かこの辺りに妖精の尻尾ってギルドがあったはずなんだが…」

ﾐﾗ「ここよ。それに私ミラジェーン」

ｷﾞﾙ「ミラ？…おぉ!!ずいぶん変わったなお前！つかギルド新しくなったのかよ！」

ﾙｰ「外観じゃ気づかないんだ…」

ﾅﾂ「ギルダーツ！！」

ｷﾞﾙ「おぉ！ナツか。久しぶりだな」

ﾅﾂ「俺と勝負しろって言ってんだろ！」

ギルダーツに飛びかかるもいとも簡単に天井に飛ばされるナツ。

ｷﾞﾙ「また今度な」

ﾙｰ「！？」

ﾅﾂ「やっぱ超強ぇや！」

ｸﾞﾚ「変わってねぇな！オッサン！」

ｴﾙﾌ「漢の中の漢！」

ｷﾞﾙ「んん…いやぁ見ねぇ顔もあるし。ほんとに変わったな…」

ﾏｽ「ギルダーツ」

ｷﾞﾙ「おぉ！マスター。久しぶり！」

ﾏｽ「仕事の方は？」

ｷﾞﾙ「んー…アッハッハッハ！」

ﾏｽ「…。」

ｷﾞﾙ「ダメだ…俺じゃ無理だわ」

「「！？」」

「うそだろ」
「あのギルダーツが？」
「クエスト失敗!?」
「ありえねぇ」

ｸﾞﾚ「オッサンでもダメなのか…」

ｴﾙﾌ「引き際の見極めも漢！」

フルミネ「……」

ﾙｰ（妖精の尻尾最強の魔導士でも無理って…なんなのよ100年クエストって）

ｴﾙ「100年クエストはまだ早い。やめておけ！」

ﾙｰ「あぁっれぇ？ワクワクしてるように見えました!?」