第17章 大魔闘演武
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エル「いいか私達優勝するしかないんだ。ルーシィを取り戻すために」
ジュ「ナツさん達が無事救出してくれれば…」
ガジ「それに越したことはねぇが」
グレ「だとしても優勝にはもう1つの目的もある」
ラク「俺たちが居なかった7年間苦い思いをしたギルドの奴等のためにもな」
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試合開始の合図が上がる。
分散して各個撃破の作戦を取るギルドが多い中妖精の尻尾は目を閉じたまま動いていなかった。
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マス「何やっとんじゃ!あいつら!」
リサ「ど、どういうこと?」
カナ「知らないわよ…獲物は早い者勝ちだよ!早くやっちまいなって!」
メイ「……」
アカリ(初代に作戦あり…か。)
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妖精の尻尾が動かないのはさておき、街の至るところで戦闘が開始されていた。
そうこうしている内に剣咬の虎が四つ首の子犬のリーダーを倒したことにより順位変動妖精の尻尾と並び1位となる。
四つ首の子犬が全滅。ポイントは目まぐるしく動くも妖精の尻尾はまだ動かない。
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マス「なんの真似じゃ。ルーシィを助けるために勝たなきゃならんのじゃぞ」
メイ「だからこそ……だからこそ冷静にならねばなりません。私は今までの競技で敵の戦闘力、魔法、心理、行動パターン…すべてを頭にいれました。それを計算し何億通りもの戦術をシミュレーションしました。敵の動き、予測と結果、位置情報…ここまですべて……私の計算通りです。作戦はすでに伝えてあります。仲間を必ず勝利へと導く…それが私の戦です。」
マス「戦…ですか」
メイ「妖精の星作戦…発動!」
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「「了解」」
ついに動き出す妖精の尻尾。