第17章 大魔闘演武
7月6日 大魔闘演武最終日。
6位から順に出場ギルドが入場してくる。
剣咬の虎は今までと雰囲気が違っていて…
チャパ「そして現在1位!7年前最強と言われていたギルドの完全復活の日となるか……妖精の尻尾入場!」
大会初日のブーイングからは想像できないほどの歓声に満ち溢れる
妖精の尻尾はメンバーを入れ換えてきておりナツの代わりにジュビアが入っていた。
タッグバトルで活躍したナツが居ないその理由とは…
……………
メイ「考えましたね6代目」
マス「結局こうするしかなかったのです。初代……大魔闘演武で優勝すれば合法的にルーシィを返してもらえるかもしれん…だがすべてを信じることは出来ぬ故それだけの策では足りんのです。皆が大会に夢中になっている今が好機…我々も普段通りチームを応援するのです…その裏で別動隊がルーシィの救出に向かう」
メイ「二正面作戦…というわけですね」
アカリ「別動隊……ねぇ」
マス「やはり不服か?アカリ」
アカリ「そりゃ勿論…出場者は無理なのは分かるけど別動隊にすらしてもらえないなんてね」
メイ「あなたの魔法は使いようによっては運命をも大きく変える……今は愛しの彼を応援してみては?」
アカリ「愛しの…彼?」
メイ「ウフフッ」
……………
ミラ「大魔闘演武の最終戦始まるみたいね」
ナツ「おぉし…今がチャンスだな」
ハッピ「あいさー!」
リリ「皆が大会に夢中になってる間にルーシィを救出する二正面作戦か」
シャ「この状況だと最善の策と言えるわね」
ウェ「私達も全力でルーシィさんを救出します。エルザさん達も大会頑張ってください」
……………
エル「こっちは任せろ。ルーシィのこと頼んだぞ」
最終日は全員参加のサバイバル戦。
バトルフィールドはクロッカスの街全域。
各ギルドに1人だけリーダーが設定されており、他のギルドからはリーダーが誰かはわからない。
リーダーを倒せば5p加算され最多ポイントの理論値は45。つまりどのギルドにも優勝するチャンスはあるということ