第17章 大魔闘演武
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アレク「お前はギルドでも慕われているようだな…仲間がこれを見てどんな気持ちになっているかな」
ラク「おいおい…全然意味わかんねぇぜ」
アレク「意味?」
ラク「お前が幻とやらで勝ってなんになるってんだ」
アレク「その通り我々の目的は勝利ではない。この幻影は周囲への目眩まし」
ラク「?」
アレク「幻影は幻影…結果は如何様にも変更できる」
ラク「結果…だと?」
幻影ではラクサスの反撃がはじまる。
が、その後形成逆転…またも一方的にやられるラクサスが写し出されていた
ラク「……今のがその結果…とやらか」
アレク「我々との交渉しだいではお前を勝たせてやることも出来るということだ」
ラク「話にならねぇな…幻なんか関係ねぇんだよ。今ここで現実のてめぇを片付けて終わりだ」
フレア「それは……無理」
ナルプ「現実は厳しいでさ」
アレク「いかにお前と言えど大鴉の尻尾の精鋭を同時には倒せんよ……そしてもう1つ。俺の強さは知ってんだろ?バカ息子」
ラク「そんなことだろうと思ったぜクソ親父」
イワン「マカロフは死んでも口を割らん…だがお前は違う。教えてもらおうか……ルーメンイストワールの在処を」
ラク「なんの話だ」
イワン「とぼけなくていい……マカロフはお前に教えているはずだ」
ラク「ほんとに知らねぇんだけどな」
イワン「いや、お前は知っているはず」
ラク「ま、例え知っててもあんたには教えねぇよ」
イワン「おいおいこの絶望的な状況下で勝ちを譲るってんだぜ?条件が飲めねぇってんなら……おめぇ幻で負けるだけじゃ済まねぇぞ」
ラク「いちいちめんどくせぇことしやがって……ジジイが見切りをつけたのもよくわかる。まとめてかかってこいよ…マスターの敵は俺の敵だからよ」