第17章 大魔闘演武
残るは最下位争いをしている3人となるが……
ナツ「うぶ……」
ガジ「ば、馬鹿な…俺は乗り物など平気だった……ウッ」
スティ「じゃあ…ウプ……やっとなれたんだな……本物のドラゴンスレイヤーに…ウッ……おめでとう新入り」
ガジ「ウグ…てめぇ!……カァ…力が出ねぇ……」
……………
ローグ「ドラゴンスレイヤーは乗り物に弱い。らしいな」
(俺とスティングだけかと思っていた)
……………
ミラ「もしかしてラクサスも?」
ラク「他の奴らには黙っとけよ…」
ジュ「もうバレバレだと思うけど」
……………
力が出ないながらに前に進もうとするナツとガジル。
スティ「……たかが1点や2点くれてやるよ」
ガジ「その1点に泣くなよ坊主」
這ってでも前へ進もうとする二人にスティングはなぜこの大会に出場したのか…昔の妖精の尻尾からは想像もできないと問う。
ナツ「仲間の為だ……7年も…ずっと俺たちを待っていた…どんなに苦しくても悲しくても…バカにされても……堪えて…堪えて……ギルドを守ってきた仲間の為に俺たちは見せてやるんだ……妖精の尻尾の歩き続けた証を!!だから前に進むんだ!!」
なんとかゴールしたナツとガジル。
そんな二人の執念に観客の中では妖精の尻尾を応援しようかなと思う者も出て来はじめ、会場は拍手と声援に包まれる。