第17章 大魔闘演武
チャパ「さぁ皆さんお待ちかねの大魔闘演武2日目が始まりました!!競技パートは既に始まっています。その名は戦車(チャリオット)」
連結された戦車の上から落ちないようにゴールを目指す。足元の戦車は常に動いており一瞬の気の緩みも許さないというもの。
誰もが予想し得ない展開となっている戦車。
……………
グレ「なんでナツを出した!」
ルー「戦車って競技名で予想出来るよね普通」
エル「どうしても出ると聞かないもんでな…」
エルフ「戦車と喧嘩できるとでも思ったんじゃねぇか」
……………
チャパ「なんとー!先頭より遥か後方、妖精の尻尾Aナツがグロッキー状態です!!」
……………
ジェッ「こりゃダメだな」
ドロ「あーあ」
……………
チャパ「それだけではありません。すぐ近くで妖精の尻尾Bガジルと剣咬の虎スティングまでもがグロッキー」
……………
ナツ「あ……あぁ……」
ガジ「なぜ俺が…」
スティ「う……うぅ……」
ガジ「乗り物に弱ぇのは…サラマンダーのあれだろ……」
……………
リリ「どうなってる…なんでガジルが!」
ハッピ「ナツのキャラ取らないでよね…」
レビ「剣咬の人まで…」
……………
レク「これは困りましたねぇ…最強無敵のスティングくんの唯一の弱点が出てしまうとは」
フロ「フローもそうおもう」
……………
先頭集団の方はというと先頭を走っている大鴉の尻尾クロヘビを青い天馬一夜、蛇姫の鱗ユウカ、人魚の踵リズリーが追っており、少し離れたところに四つ首の猟犬リザーブ枠のバッカスが走っていた。
それぞれの魔法を駆使しゴールを目指す彼ら。しかしバッカスが戦車を破壊したことで形勢は逆転。
結果四つ首の猟犬バッカスが1位でゴールする。