第17章 大魔闘演武
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バトルパートでは2試合目に妖精の尻尾Aエルフマンvs四つ首の猟犬バッカスの試合が行われていた。
エルザに勝つ道以外はない。行ってこいと応援されバッカスと対峙するエルフマン。
観客席ではバッカス相手じゃ…と微妙な空気が流れる。
そんな中、バッカスは賭けを持ち込む。
バッ「おめぇの姉ちゃんと妹…偉ぇ美人だよな」
エルフ「何が言いたい」
バッ「昔からよくある話よ…俺が勝ったら二人は俺のモンよ…両方一緒に」
エルフ「クッ……」
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ミラ「……っ」
カナ「野郎……」
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リサ「……」
ハッピ「二人同時に…歪んだ愛の形」
エバ「さいってー」
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バッ「おめぇが勝ったら…そうだなー……
エルフ「漢……漢として許せんことがあるぞ。猟犬……砕け散れ」
バッ「商談成立ってことでいいんだな……魂が震えてくらぁ」
バッカスに手も足も出ず、膝をつくエルフマン。そしてやっかいなことにバッカスは酔・劈掛掌の酔の部分である酒を一滴も飲んでいなかった。
本気を出していないバッカスの前でテイクオーバーが解けてしまい勝負は見えたかと言われる中エルフマンは立ち上がる。
エルフ「そういやまだ決めてなかったな……猟犬。賭け…俺が勝った場合」
バッ「も、ぜってぇ無理だがな…いいよーなんでも言ってみ」
エルフ「俺が勝ったら…お前らのギルド名……大会中クワトロパピーな」
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ジュ「パピーって子犬のことですよね」
ミラ「四つ首の子犬?」
カナ「そりゃいいや…名乗らせたれエルフマン!」